タイトル：執着しない

私の師匠が必ずおっしゃる言葉、「気づきなさい」に続いて
「執着してはいけない」があります。

ヨガには八支則というのがあり、その中のヤマ（禁戒）の項目の中にも
示されています。

物事に執着すると問題が起きる。
それはたとえ家族や恋人においても、である。

と師匠はおっしゃいます。

こうじゃなきゃだめだって執着すると
そうじゃなかった場合、そうできない場合に非常に苦しくなります。
ＡがダメならＢという風に柔軟になれば確かに楽です。

正しい方法でヨガをし続けるとだんだんと
いろいろなことを手放すことができるようになります。
私も人を許せるようになりましたしね。
以前は自分が正しいと思ったら絶対に曲げないという
執着がありましたから。

執着せず、現状に満足し感謝することができれば
幸せですね。

気づき、執着しない・・・つながっています。
最初はアーサナ（ポーズ）で身体についての気づき、
そして瞑想で自分の内側に気づくようになります。
本当の幸せとは自分の内側にあるものだって気づくと
いろいろな物を手放せる、執着しなくなるようになります。
ヨガではこういったことを学びます

多くのヨガスタジオでは難しいポーズが出来るようになることを
目標みたいにしていますね。
だから皆、こぞって練習するわけですけど、
それも執着だと師匠はおっしゃってます。
ヨガは難しいポーズが出来るようになることではありませんから。

ヨガは老若男女、誰でも出来るもの。
そしてパーソナリティの形成のためとも言えます。

苦しみの根源は執着である　〜仏陀〜