タイトル：弱みを握られ何回も…

LINEに書かれていた通り
自宅ポストにやや膨らみのある茶色の封筒が入っていた

主人が先に帰っていたら…と想像してゾッとする。

急いで玄関の鍵を開け、家の中へ
中身をキッチンで確認する…
未開封の三足入りストッキング
「え…？これ？」

ストッキングはベージュとブラック、ブラウンの三色で
股の部分が大きく穴が開いたようになっている


『2/18（火）身につけてもらうものを
封筒に入れてお宅のポストへ入れておきました。
確認できたらLINEください』

LINEにはそう書いてあった。
すぐにスマホを鞄から出してLINEを開く

『確認しました。なんですか？コレ』

『こういうの好きでしょ？』


『ほら、今度の学童の映画鑑賞会で
使う映画館。新しく出来たイオン』

『愛ちゃんのママと、うちの嫁さんで下見。
あれね、嫁いけなくなったんで。
俺行きますね。』

『その時、ソレ。履いて来てね』




彼は、私がチャットをしている事に気づいた
優斗くんのパパ

学童保育で一緒の、１つ学年上の男の子の保護者

彼が私と初めてチャットしたのは去年の8月。
話してるのが「私」だと確信に変わるまで

彼は何度も「みか」に会いに来た



『ストッキングの上からショーツ…だからね。
順番、間違えないでね』

『あと…スカートでおいでよ』


彼のニヤニヤした顔を思い出して唇が震える

彼は、「私」が断らないとわかっている。断れないと…




続く…かも。